夏至は夏?冬至は冬?
2020/6/17
こんにちは、設計チーム🔰のぬかちゃんです。
最近のマイブームは、ニンテンドースイッチの「リングフィットアドベンチャー」です。
普段まったく運動をしないのですがゲームしながら運動できるなら続くのではと思い、なんとか三日坊主にならず続いています。
では今回も「太陽と家の関係」について考えてみたいと思います。
前回は太陽高度についてお伝えしました。
夏至は太陽高度が最も高く(78度)なり、冬至は最も低く(31度)なります。
ただ、夏至といえば夏をイメージしますが、実際には6月20日頃で、梅雨時期なので雨や曇りがちです。
冬至も同様に冬をイメージしますが、実際には12月20日頃なので、これから寒さの本番を迎えるということになります。
それらを踏まえたうえで、次に検討しなければならないのが、年間で一番暑い時期と寒い時期の太陽高度です。
まず、1年で一番暑い時期は、夏至より約1か月半後の8月上旬頃。
一番寒い時期は、冬至より約1か月後の1月下旬頃となります。
僕の暮らしている鳥取県米子市の場合、8月上旬頃の太陽高度は約72度、1月下旬頃の太陽高度は約37度となるので、夏至や冬至の太陽高度と比べて角度が違うことがわかります。
では角度が違うと、どういう影響があるのでしょうか?庇(ひさし)を例に挙げて考えてみましょう。
これは、夏至と8月上旬頃の太陽高度の違いを表したもので、家に窓と庇がついています。
建築の勉強を始めるまで、なぜ窓に庇がついているのか知らなかったのですが、太陽の日射を遮る役目があるようです。
(庇についてもまだまだ知らないことがありそうですね…)
このように太陽高度の違いで庇の効果が薄れてしまうことがわかりました。
例えばもう少し庇が出ていたら一番暑い時期の日射を遮れたのではないでしょうか。
庇の大きさや取付位置がポイントになりそうです。
太陽とうまく付き合うには、こうした太陽高度を把握して対策することが大切ですね。
ではまた次回お会いしましょう。