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夏涼しく冬暖かく

2020/7/1

こんにちは、設計チーム🔰のぬかちゃんです。
マイブームの「リングフィットアドベンチャー」はほぼ毎日続けており、レベル30まで到達しました。
仕事でもしっかりレベルを上げていきたいです💦

前回は夏の暑さを防ぐために、太陽高度や庇(ひさし)について触れてみました。
今回は「夏涼しく冬暖かく暮らすためにはどうしたらいいのか?」一緒に考えてみたいと思います。

■夏涼しく暮らすには「日射遮蔽(しゃへい)」

日射遮蔽とは、家の中に入ってくる太陽の日射をできるだけ入れない、遮ることで室内の温度が上がらないようにする工夫です。
日射遮蔽によって、室内が涼しくなり、夏場における冷房エネルギーの負荷を減らす効果があります。
蒸し暑い部屋より、ある程度涼しい部屋のほうが、冷房をかけた時に室温が下がりやすいことはイメージできますね。
日射遮蔽の代表的なものとして「外付けブラインド」や「通風シャッター」があります。
日射遮蔽や通風、採光、プライバシーを守るなどがコントロールできます。
商品によっては電動タイプや手動タイプがあるようなので、使うシーンや使い勝手、ご予算に合わせて選びたいところです。
また、お手頃なものであれば、「簾(すだれ)」や「スタイルシェード」も日射遮蔽に効果的です。

室のカーテンなどで遮蔽した場合、室外に設置したものと比べると熱が入りやすくなります。
室内に入った熱は、家の断熱によって逃げにくくなり、結果、室内の温度が上がることにつながります。

日射遮蔽については、室外(窓の外側)に設置して、熱をできるだけ室内に入れない対策が重要なポイントです。

■冬暖かく暮らすには「日射取得」

日射取得とは、太陽の日射をできるだけ室内に取り入れて熱を蓄える工夫のことです。
日射取得によって、室内が暖まり、冬場における暖房エネルギーの負荷を減らす効果があります。
寒い部屋より、ある程度暖まった部屋のほうが、暖房をかけた時に室温が上がりやすいことはイメージできますね。
そして日射取得した熱を窓から逃がさない工夫、つまり窓周りでの断熱が必要です。
代表的なものとして、「ハニカムスクリーン」や「厚手のカーテン」、「障子」、「内窓」などがあります。
「ハニカムスクリーン」は、スクリーンの断面がハニカム(ハチの巣状)になっており、断熱性に優れています。
また、リフォームを検討されている場合は、「内窓」にすることで、窓が二重になり断熱性能を上げる効果があります。
「内窓」とは、今ある窓の内側にもう一つ窓を取り付けることを言います。
LIXILでは「インプラス」という内窓を展開されていますので、もしご興味があれば検索してみてください♪

日射取得については、室内(窓の内側)に設置して、入った熱を逃がさない対策が重要なポイントです。


さて、日射遮蔽と日射取得についていろいろわかりましたが、ひとつ疑問点が出てくるかもしれません。

それは、「日射遮蔽する庇があるのに、冬に日射取得できるのか?」という点です。
実は、ここで大事になるのが、太陽高度です。
冬は太陽高度が低くなるので、夏のような庇の効果はなくなり、窓に日射が当たることで室内が暖められます。
ただし、冬はほかの季節に比べて日照時間が短くなるので、できるだけ天気の良い昼間に日射取得する工夫が必要になります。


小田原工務店では、家づくりセミナーやお客様との打ち合わせにて、快適な暮らしのご提案をさせていただいております。
ではまた次回お会いしましょう。