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大規模リノベモデルへの道【その2】耐震補強編

2024/9/5

前回は解体、調査の模様をお伝えしました。

前回の模様はこちら>>

今回のリノベーションでは、「長く住み続けられる家に再生すること」が目標です。

そのためには躯体の性能を向上させる必要があります。

上の図の赤で囲ったところまで家の性能をアップさせます。

 

耐震診断から補強工事までのながれ

【耐震診断】

調査の結果をもとに現在の状態の耐震診断を行いました。

上の図の左が現在の躯体の状態です。

上部構造評点は「0.13」。評点レベルの一番下0.7未満なので「倒壊する可能性が高い」と評価されました。

このまま耐震補強せず、キッチンや間仕切りのリフォームをすることは大変危険と判断できます。

今後もこの家で安全に住み続けるためにどんな補強をしたらいいか?

設計チームが検討を重ね、補強耐震設計・断熱設計をしました。

基礎の補強、柱に筋交いを、耐震金物を追加、耐力壁、水平構面の補強・追加をします。

図面に基づき耐震診断した結果、上部構造評点「1.51=倒壊しない」となりました。

この結果をもとに工事に入っていきます!

 

 

耐震補強工事の様子

【基礎の補強】

以前の基礎はこんな感じでした。基礎に鉄筋が入っておらず、耐震不十分です。

 

基礎の補強をしていきます。

家の外も・・

室内です。土だったところに鉄筋とコンクリートを施工。既存の基礎を支える施工もしました。

【躯体補強】

新しい基礎に新しい土台が載りました。

次は構造体の補強をしていきます。

吹き抜けになる部分にはフレーム型の補強材を入れました。

このように、必要なところに必要な材料を付加し補強していきました。

 

補強工事の様子をお伝えしました!
次回は断熱工事をお伝えします。
お楽しみに☆