オダハラブログ

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とっとり健康省エネ住宅NE-STと小田原工務店の取り組み

NE-ST(ネスト)ってなに?

NE-STは鳥取県が独自に定めた住宅の断熱性能基準です。
鳥取県は脱炭素社会の実現に加え、県民の健康に「住環境」が貢献できると考え、
全国に先駆けて国の省エネ基準のほぼ倍となる厳しい断熱基準を打ち出しました。

NE-STの基準は?

NE-STの基準は断熱性能・気密性能を3段階のグレードで定めています。
これはZEH(2030年義務化基準)やHEAT20よりも高い断熱性能を求めており、鳥取県はT-G2「経済的で快適に生活できる」レベルを推奨しています。

また、鳥取県はNE-STの基準を満たす家に補助金を支給し、高性能な住宅の普及を推進しています。

この策定にあたっては、鳥取県と県内の建築関係者、さらには医療関係者の協働があり実現しました。
小田原工務店の社長はこの立ち上げメンバーの一人です。

鳥取県のNE-STのページはこちらです。

鳥取県の取り組みが環境省のyoutubeチャンネルに!

この取り組みが全国から注目され、環境省の「脱炭素地域づくり支援サイト」内で紹介されました。

国の省エネ基準

2025年4月に省エネ基準への適合が義務化され、住宅を含むすべての新築の建物が断熱材の厚さや窓の構造など基準を満たすことが求められます。
基準に適合しない住宅は建てることができません。
国土交通省

2025年に義務化される国の省エネ基準では断熱性能を表すUa値が0.87
NE-STの基準の最低レベルT-G1はUa値が0.48

Ua値は数値が小さい方が優秀であり、NE-STの基準は国のほぼ倍の高いレベルとなっています。

暖かい家は家族みんなの健康力をアップさせる!

下の図を見てください。
住宅の断熱のグレードと不調の改善率を示したものです。
左が国の義務化レベル、右が鳥取県NE-STです。

家の断熱性能の高さに比例して不調の改善率が上がっています。
冷えは万病のもと。
小田原工務店のお客様からも「新しい家に住み始めてから冷え性が改善した」というお声を多くいただいています。

血圧改善で体の負担が減る

下記は冬の朝起きたときの室温と血圧の関係です。
室温10℃と20℃では血圧に変化があることが分かります。
高齢になるほど変化が大きくなっています。

高性能な家は電気代を抑えながら家全体を暖めることがきるため、血圧の改善にも効果があります。
ヒートショックってお聞きになったことあるかもしれません。
冬に暖かい居間から寒いお風呂場やトイレに移動した際の急激な温度変化によって血圧が上下に大きく変動することによって、心筋梗塞や脳卒中といった血管の病気を引き起こすことです。
冬場入浴中に亡くなる人は年間約1万9千人と推測されています。
原因の多くがヒートショックである可能性があります。

家の暖かさと健康は密な関係にあるのです!

NE-STと小田原工務店の取り組み

小田原工務店の断熱性能Ua値の社内基準は0.34以下としています。
NE-STができる以前からNE-ST同等の高い断熱性能を社内の基準としてきました。

NE-ST事業が始まって以来、小田原工務店の新築住宅はすべてNE-STの認定を受けています。

(実績:T-G2レベル61棟 T-G3レベル2棟 令和6年9月現在)

小田原工務店が高性能住宅を建て始めたのは20数年前。室内の空気環境を良くしたいという想いからでした。そこを深堀していった結果、住宅の気密性能・断熱性能が健康、省エネ、環境負荷軽減に大きく関わっていることを知りました。

「安全・健康・快適・省エネ」な家をつくる小田原工務店の出発点です。

以来、私たちは一棟一棟建築させていただく中で、どうしたら安全で健康に過ごせる家が作れるのか、どうしたらもっとお客様に喜んでいただけるのか、日々経験を重ね、反省・検証・改善を繰り返し今に至ります。

耐震性能にも注力しています

災害に負けない強い家をつくるため耐震性能にも注力しています。
許容応力度計算による耐震等級3を全棟標準としています。

家づくり相談会&セミナーにお越しください

なぜ断熱が重要なのか、気密性能と住まい心地の関係、NE-STの基準、耐震についても詳しくお話させていただいております。

・NE-STにご興味のある方
・健康に省エネに暮らしたい方
・今も未来も快適に暮らしたい方
・地震にあっても住み続けられる家を作りたい方

ぜひ家づくり相談会&セミナーにお越しくださいませ。
お待ちしております!

私たちはこれからも、山陰に住む皆様の暮らしに貢献できるよう「どうすればもっと良くなるか、もっと喜んでいただけるか。」を考え実行していきます。

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