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パッシブデザイン設計コンペに参加

2020/8/8

こんにちは、設計チーム🔰のぬかちゃんです。
8月に入り、本格的な夏が始まりましたね。
最近僕が気になっているのは、皆生温泉から境港までの約15.8kmのサイクリングコースです。
日本海の近くを自転車で走りながら、大山も見えるので、とても気持ちよさそうです。
もうすぐお盆休みなので、自転車を買ってサイクリングコースを楽しもうかなと思っている今日この頃です。

さて、前回は冬の太陽についてお話ししました。
その中で、自然エネルギーを建物に取り入れる手法としてパッシブデザインについても少し触れていました。
実は先日まで、設計チームでパッシブコンペ(パッシブデザイン設計コンペ2020)に応募するため課題に取り組んでいました💦
パッシブコンペとは、中四国SW会(中四国地区でスーパーウォール工法を採用している工務店が加盟している会)が主催となり、パッシブデザインを学ぶ一環として取り組んでいます。
私は、今回が初参加ということもあり、生田キャプテンとペアになってパッシブコンペに参加しました。
参加にあたり、野池 政宏先生の「パッシブデザイン講義」という本を参考にしました。
今回のテーマは、このパッシブコンペについてお話ししたいと思います。

パッシブコンペは、パッシブデザインの住宅を設計し、プレゼン資料をまとめ、応募する流れになります。
さらに上位入賞者は、プレゼン資料を基に実際にプレゼンもされるそうです。
設計条件や提出物など細かく設定されており、皆さん同じ条件で参加します。
例えば、お施主様の設定では、ご主人様は大手メーカー勤務の38歳、暑がりという風に、かなり具体的な感じです。

様々な設計条件の中で、今回特に印象的だったのが、「LDKから西側の景観(河川敷・桜)を楽しむ」という要望でした。
景観を楽しむためには、どんな窓を設置するのか検討する必要があります。
まず、窓ガラスにはLow-E複層と呼ばれるものがあり、仕様に応じて日射取得型と日射遮蔽型のガラスが用意されています。
パッシブデザインでは、南面の窓を日射取得型とし、それ以外の北・東・西面の窓は日射遮蔽型とする基本的な考え方があります。
この考え方をもとに「LDKから西側の景観(河川敷・桜)を楽しむ」という要望に応えるのは難しい課題でした。
まず、西面の窓は景観を楽しむために、ある程度大きな窓を設置することが想定されます。
大きな窓を設置するということは、日射が入ってきやすくなり、日射取得につながります。
そうするとパッシブデザインの考え方にある西面の窓を日射遮蔽にすることと矛盾してしまいます。
性能を取るのか、心地よさを取るのかバランスが試される課題でした。

ちなみに、南面の窓を日射取得型に設定するのは、冬の太陽は南側からの日射取得が有効で、できるだけ多くの日射を窓から取得する狙いがあります。
日射取得や日射遮蔽については、以前のブログで紹介していますのでこちらを参考にしてください。
夏涼しく冬暖かく
日射取得によって室温を上げる効果がありますが、窓から日射を取得するにはカーテンを開けておく必要があり、防犯面やプライバシーの確保も考慮しなければなりません。
小田原工務店では、設計段階で性能値の計算をした上で、プライバシーの確保や山陰における冬の日照時間が少ないことなどの実生活を想定して窓の選定を行っています。
立地条件や家族構成などを把握し、性能と心地よさのバランスの取れた設計を心がけています。

今回のパッシブコンペを通して、パッシブデザインの考え方を学べたこと、プレゼン資料をまとめる力がついたこと、設計チーム全員で取り組めたことが良かったと思います✨
なお、今回応募したプレゼン資料は現在審査中のため、お見せできませんが審査結果とともに改めて紹介させてもらえたらと思います。
パッシブコンペの審査結果は、8月下旬頃に発表されるそうです。

ではまた次回お会いしましょう。

  • ぬかべん